普通救命講習

今日は一気に春になったような暖かさです。

バンクーバーオリンピックも終盤になり、女子フィギュアのショートプログラムの結果が気になりつつ・・・

さて、先週末に「普通救命講習」というものを受けてきました。京都市消防局の救急隊員の方に3時間にわたり心肺蘇生法とAED(自動体外式除細動器)の正しい使い方を教えていただきました。

心臓や呼吸が止まった人の命が助かる可能性は処置が早いほど高くなります。救急車が到着するまでに京都市では平均5分強かかるとか(全国平均は約7分)。それまでの間に身近にいる人が救命活動できれば心強いことです。

 

実際に目の前で突然倒れた人に遭遇したことはありませんが、テレビなどでよく見る「人工呼吸」や「胸骨圧迫」はなんとなく理解していたつもりで臨みましたが、丁寧な指導を受けると自分が思っていたより難しく、そしてかなりの体力が必要であることがわかりました。

6人一組で訓練用の人形を相手に場所や状況を設定してシュミレーション形式で実際にやってみました。

人工呼吸は思いっきり空気を送り込みすぎると肺に損傷を与えるので相手の胸が持ち上がる程度。1秒かけてゆっくりを2回。 どうしても口対口の人工呼吸に抵抗があったり、出血がある場合は人工呼吸を省略してもよいとのことでした。

次に胸骨圧迫、心臓マッサージです。胸の真ん中を手のひらの付け根部分をおき、もう一方の手をその上に重ねて強く圧迫します。胸が4~5センチ沈むくらい強く、1分間に100回の速さで30回連続して絶え間なく・・・と言われました。

この人工呼吸と胸骨圧迫の組み合わせを2サイクルしましたが、それだけでも結構疲れます。男性でも「結構キツイ」とおっしゃってました。

 

その後AED(自動体外式除細動器)の使用も教えていただきました。これが本当に【自動】で電源を入れて電極パッドを指示とおり着けると、あとは勝手に心電図を測定して除細動(電気ショック)が必要か否かを判定してくれます。必要なときは除細動を実施(音声で「ボタンを押してください」と指示されます)。不要な場合は救急隊が到着するまで定期的に心電図を測定し続けます。

これでタレントの方が東京マラソンで心室細動で突然倒れられた時に周囲にいた人によって救助されましたね。なかなかどこにあるかわかりにくいものですが、公共施設や大きな旅館・ホテル、会社などでも設置されている企業もあるようです。個人でも心臓に持病がある方が持っておられたりするとか。ちなみに価格は30万円以上するそうです。

 

3時間の講習終了後、修了証をいただきました。

これが役立つ日がくるかはわかりませんが、本当にそういう機会に合うときっと慌ててしまって習った半分もできないのでは・・・と思います。

少しでも役立てるようにいただいたテキストを時々見返すようにしようと思います。

 

 

保険サポートデスク京都  野原

 

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